1858年、時計技師のモーリス・ディティシャム兄弟がスイスのラ・ショードフォンに時計製造会社を設立したのが始まりです。創業後まもなくパリ万国博覧会、シカゴ国際博覧会、バルセロナ国際展示会など数々の賞を受賞し技術力の高さを物語っています。 その高い技術力を世界に轟かせたのは、世界初のアラーム機構を備えた「クリケット」です。音色がコオロギの鳴き声に似ていることから名付けられました。 さらに、アイゼンハワー、ジョンソン、ニクソンといったアメリカの歴代の大統領が愛用していたことから「大統領の腕時計」と名誉あるニックネームで親しまれ、当時の信頼の高さを容易に証明できます。しかし途中、紆余曲折があり休眠となった時もありましたが、見事に復活を果たしています。 そんな、技術力の高さを誇るヴァルカンの修理が完了しました。

父親から譲り受けた時計を今後も永くご使用いただくため、お持ち頂きました。