1960年の初代グランドセイコー以来、50年に亘り実用時計の最高峰を目指し挑戦を続けてきたグランドセイコー。歴代モデルの志を現在のグランドセイコーも受け継いでいます。 「スイスの最高級品へ挑戦する国産最高級品」として、当時のスイス・クロノメーター優秀規格と同一の社内検定を行い、これに合格したものが歩度証明書付きで発売されました。 1993年には「世界最高峰のクオーツ」9Fを開発。1998年には完全新設計の機械式9Sムーブメントを搭載し、実用腕時計の最高峰として完全復活を果たしました。 グランドセイコーと言えば、スプリングドライブです。 機械式時計の特徴であるゼンマイ式による電池交換が不要な利点と、クォーツ時計の特徴であるICと水晶振動子による制御された確かな精度の利点の、いいとこどりのセイコー独自の技術です。 そのクォーツ時計の圧倒的な精度、そして機械式時計の滑らかに流れるようなスイープ運針に合わせて、芸術性の高い文字盤やケースの優雅さは、誰しも一度は手に取ってみたいと憧れを抱いたことはあるでしょう。 1999年に初代のスプリングドライブが発売されて以来、その憧れは今も昔も変わりはありません。 そんな、憧れのグランドセイコーの修理が完了いたしました。

お父様からご子息へと引き継いでいくために、お持ちいただきました。