元来、珊瑚と呼ばれたのは宝石として使われるサンゴです。 他のサンゴは「サンゴ」と呼ばれます。 西洋では、ギリシア神話によると、英雄ペルセウスが怪物メデューサの首を切ったときに、溢れた血からペガサスが、地中海に滴り落ちた血のしずくからサンゴがうまれたとされています。 そのため、イタリアではローマ時代から珊瑚を護符として身に着ける習慣が生まれたとされています。 日本では3月の誕生石として、また結婚記念35周年目は珊瑚婚式として設けられています。 珊瑚は長寿や幸せをもたらす宝石として重宝されてきました。 また、珊瑚は成長がきわめて遅く、宝石となるまで大変な期間をひつようとするため、宝石としては大変希少価値の高いものとなっています。 また、日本産の珊瑚は世界でも高い評価を受けており、深く鮮やかな赤色をした「アカサンゴ」、さらにその中でも深みのある赤は「血赤珊瑚」、「オックスブラッド」「トサ」と呼ばれ、珍重されています。 モモイロサンゴは、淡く儚げな美しい桃色から鮮やかな朱色までと幅広く、様々なジュエリーに使用されています。中でも、淡いピンクは「エンジェルスキン」と呼ばれ、ヨーロッパでは人気が高いです。 そんな淡い色が優しい珊瑚のリングの石の取り付けと磨き直しが完了いたしました。

石が取れてしまったのと、石の表面が曇ってしまったのでお持ちいただきました。