REPAIR
RESULTS
修理実績
修理実績
REPAIR RESULTS
2022.07.09
修理レポート
今回は、オメガスピードマスターの修理を承りました。 まずはオメガのスピードマスターがどんな時計なのかをご紹介します。 1957年に開発されたオメガスピードマスターは、これまでのレーサー向け腕時計の歴史を大きく変えました。 オメガスピードマスターのベゼル部分には、タキメーターが取り付けられています。 (タキメーターとは、特定の距離の時速を測る機能のことです。) オメガスピードマスターが世界で初めてベゼル部分にタキメーターを取り付けた腕時計になります。 1962年のマーキュリー計画により、宇宙飛行士ウォルター・シラーが宇宙遊泳をはたした時、彼の腕にはオメガスピードマスターがつけられていました。 この時は彼が個人的に装着していったと言われています。 NASAは宇宙開発を進める中で、急激な温度変化や気圧変化といった過酷な宇宙環境でも耐えられるようなクロノグラフを探していました。 大手メーカーのクロノグラフが集められ様々なテストを実施し、最後まで残った時計がオメガスピードマスターでした。 1965年以降の宇宙飛行士が装着する腕時計は、オメガスピードマスターが選ばれるようになりました。 1969年、世界初の有人月面着陸の時も宇宙飛行士の腕にはオメガスピードマスターがありました。 多くの偉業と共にオメガスピードマスターの存在がありました。 オメガスピードマスターのオーバーホールが完了いたしました。
修理依頼理由
遅れがちになってしまったとのことでお持ちいただきました。
その他の修理実績