今回は、MIDOのマルチフォートの修理を承りました。

MIDOは、スイスのル・ロックルに本拠地を構える時計メーカーです。

社名の由来は、スペイン語の「Yo  mido」、「私は計測する」という意味からきています。

1918年にジョージ・シャレンにより、「ミドーG　シャレン　アンド　カンパニー」として創立されました。

「時代を超えること、それは真に優れたデザインの証」というスローガンを元に、時代にとらわれない洗練されたデザインと高い機能性の融合を目指し、主に自動巻の機械式時計を約100年に渡り、製造してきました。

1934年に自動巻の「マルチフォート」、1944年に高い防水性を誇る「オーシャンスター」、1959年に当時と同じデザインで販売を継続している「コマンダー」、ミドーを

代表するエレガントな3針が特徴の「バロンチェッリ」など、続々とモデルを発表してきました。

1977年にはスイスクロノメーター検定協会認定のムーブメント数がランキング2位を取るなど、品質の高さも特徴です。

今回の、「マルチフォート」は、半回転自動巻機構であり、ロレックスの「バブルバック」と並んで自動巻時計の先駆けとなりました。

そんな「ミドー　マルチフォートのオーバーホール及び内部修理が完了致しました。