2022.01.09
2022年1月28日(金)〜1月30日(日) ジュエリーリフォーム会 開催!
この度、当店にて銀座でジュエリーのデザイン、製作を手掛けるジュエリー会の先生と呼ばれる方をお呼びしての、ジュエリーのリフォーム会を開催いたします!
『大切な思い出』が止まったままになっていませんか??
「デザインが古くて親から譲り受けたけど使わなくなったジュエリー」
思い出が詰まったジュエリーがそのままご着用にならないなんてもったいない!
お一人お一人に合わせたジュエリーリメイクをご提案できるよう、様々な枠をご用意させ
て頂き、さらに細部までデザイン画を作成し、仕上がりイメージを固めていきます。
そして、お客様の一人一人のもっている「思い出ストーリー」を再生するお手伝いをさせて頂きます!
ご相談は無料ですので是非この機会をお見逃しなく、、^^
※予約制になりますので、ご来店前にご連絡くださいませ。
そこで、今回はジュエリーで最も代表的なダイヤモンドについて少しお話していきたいと思います。
実は、ダイヤモンドは地上で生成されません。
地球が誕生したのは46億年前、そこから20億年の地球活動期において、地下150kmのマントルで、最大1100度以下/45万気圧と言う限られた条件の『超高熱高圧なマグマの中』できた結晶です。
そのため、そこまで人間が行き着くことは不可能です。活火山の噴火により、たまたまマッハ1.8の超音速でマグマと共に地上に押し出された鉱脈を探す方法のみです。
つまり、今段階で流通もしくはお手元にあるダイヤモンドは、この20億年間で起きた7回の噴火により、地上に押し出された分のみということです。
この希少性の高さには驚かれます。
そして、面白いのはダイヤモンドの原石は実は正八面体であるということなのです。
この形は、噴火の際の勢いにうまく乗った場合のみ、地上に現れます。
ここから、ダイヤモンドの品質を表す4C「色(Color)、形
(Cut)、透明度(Clarity)、重さ(Carat)についてお話していきたいと思います。
①色(Color)
本来は無色透明なのですが、上記の勢いに乗れず逸れてしまい、高温高圧に耐えきれず溶けてしまい、形が崩れ周りの鉱物とくっつき、固まったものがカラーダイヤモンドとなります。
1.ピンクダイヤモンド
ダイヤモンドの構成成分である炭素の一部が窒素になることで、ピンク色を発色します。
ピンクの濃度、透明度(Clarity)、重さ(Carat)で価値が決まりますが、透明度と重さが同じなら無色の物と比べて、数百倍の価値になることもあります。
2.レッドダイヤモンド
最もレアで全ダイヤの0.01%しか産出されません。そして、実はレッドは上記のピンクがより濃くなった物です。ピンクでさえ激レアですが、よりレッドと認定されたものはまず何より市場に出回ることがほぼありません。その数はわずか世界で30個ほどです。
3.ブルーダイヤモンド
洗濯用洗剤ではありません。
実は、レッドの次に希少性が高いと言われているのは、ブルーダイヤモンドです。
何らかの不純物と同時にホウ素が混ざることで生成されます。ホウ素は元来、地中に存在しないため、混ざること自体が奇跡です。そのため、「神様の気まぐれ」と呼ばれるほどです。なんと、そのレア度は0.00001%。
その他にも、グリーン、乳白色のホワイト、赤みの強いパープル、青みの強いヴァイオレット、オレンジが希少性が高いと言われます。
無職のものと同じ価値になるものは、イエローやブラウン、その次がグレーやブラックと言われています。
②形(Cut)
ダイヤの研磨の技術は、15世紀に確立され、カット仕上げ技術は16〜17世紀に生まれました。
また、ダイヤといえばお馴染みの、丸い形のキラキラと輝くラウンドブリリアントカットは1919年にブルギー人のダイヤモンド加工職人であるマルセル・トルコウスキーが光学的特性によって発明されました。
1.ラウンドブリリアントカット
58面体にカットされた最も有名なカット方法で、左右対称かなどで価値は決まります。
光の反射や屈折率など、物理的に計算されて編み出された方法です。
少しでも歪みなどがあると、それだけで輝きは鈍くなります。
2.オールドヨーロピアン
200年前に生み出されたものです。まだ今ほどの技術力はないため、輝きは鈍くなります。そのため、アンティークとして楽しむことがおすすめです。
3.フランダース
八角形にカットされているため、丸型よりもより無骨さがあり男性にぴったりな物となっています。
4.ハートシェイプ
縦横の比が1:1になるものが理想的だと言われていて、女性的な雰囲気を演出してくれます。
5.バゲットカット
長方形のカットで、角がしっかりとした形が特徴です。
メインというよりは、メインを引き立てることが多いです。
6.エメラルドカット
長方形の角を落としたカット方法で、輝きというよりは、色合いや透明度に重きをおいたカット方法になります。
7.ブリオレットカット
しずく形にカットされており、ネックレスやイヤリングに多いカット方法です。カラット数が必要で、カットにも手間がかかります。煌めきや上品さを演出したい時におすすめなカット方法です。
8.トリリアントカット/トライアングル
いわゆる三角形です。
ただ、三角の表面を58面体にカットされた「ブリリアントカット」の「トリリアントカット」と、表面をほぼ平らにし、縁を角を落とすように面を作ったカット方法を「ステップカット」の「トライアングル」と言います。
9.マーキスカット
ラグビーボールのような形で、メインというよりはいくつも組み合わせて、花弁や植物をモチーフにすることが多いです。
10.オーバルカット
つまり、楕円形です。リングに使われることが多く、縦に配置することで、指を細く長く見せてくれる効果があります。
いくつか、カット方法を挙げましたが、まだまだ様々なカット方法があります。
輝きや透明度、身につける場所で形を選ぶと、さらにおしゃれな印象になりますので、参考にしてみてください。
③透明度(Clarity)
クラリティー(透明度)は、いわゆる色味ではなく傷や内包物などによる品質を表します。内包物はインクルージョン、傷や欠けはブレミッシュと呼ばれます。
確かに、少なければ少ないほど透明度は高くなりますが、一定以上のグレードであれば、輝きや耐久性には影響はなく、ほとんどが肉眼では見えないことが多いので、どちらかといえば、目でわかる色(Color)や形(Cut)に重きを置いた方が良いでしょう。
④重さ(Carat)
1カラット=0.2gで大きさではなく、重さを表した単位です。
リングの内側や裏面に、「〇〇Ct」と記載があれば、計算できます。
0,65Ctとあれば、0,65×0,2=0,13gという計算になります。
もちろんカラット数が大きくなればなるほど、見栄えもしますが希少価値も高くなるので、金額も高くなります。
また、大きくなればなるほど、場合によっては内包物も目立ちやすくなります。
指輪などで選ばれるときは、小さいものは清楚で可憐な雰囲気、大きいものは強く輝くのでゴージャスでインパクトのあるイメージとなります。
非常に小さいダイヤは、メレダイヤ(小粒石)と呼ばれ、複数つけることでキラキラと輝きます。
婚約指輪や結婚指輪は、0,2から0,3、もしくは0,3から0,4Ctがメジャーです。
カラットは着けるシーンや年齢、デザインを大きく左右します。
ざっとではありますが、ダイヤモンドの品質を語る上で重要な4Cをお話しさせていただきました。
今後のダイヤモンドを選ぶ参考になりましたら、光栄です。
では、もし眠ってしまっているジュエリーがございましたら、ぜひ当店までご連絡ください!