2021.12.06
翡翠のネックレスのロー付け(溶接)を致しました。
翡翠は特に東洋で人気のある宝石です。日本では約5500年前の縄文時代に糸魚川地方で翡翠彫刻が誕生しました。日本の宝石の歴史はここから始まったと言っても過言ではありません。
縄文時代中期には大珠(たいしゅ)というペンダントのようなものが製作され、弥生時代になると勾玉や菅玉製作が盛んになりました。
一般的に緑色のイメージが強い翡翠ですが、白、淡紫、青、黒、黄、橙、赤橙などの色があります。
含まれる微量な成分により、これらの翡翠は生み出されます。
純粋な翡翠は白色、少量のクロムや鉄を含むと緑色、石墨を含むと黒色など成分により色が決まるのですね。
2016年9月24日には日本鉱物科学会が国石に選定しました。
今でも野外でみることができ、将来的にも野外で見ることが保障されている国石としてふさわしい宝石です。