今回は、ポール・クチンスキーのオーバーホールを承りました。 1893年にポーランド出身のヒルシュ・クチンスキーと息子のモリスによってロンドンに設立されたジュエリー・メゾンです。バイエルン王家の宮廷ジュエラーであったクチンスキー一家でした。1930年からジョセフとサロモンが引き継ぎ、イギリス王室をも満足させる非の打ち所がない品質のジュエリーによって、名を高らしめました。 ゴールドとシルバー、プラチナといった貴金属の独創的な組み合わせで卓越しました。 ブランド名でもあるポール・クチンスキーは、1970年代にメゾンの経営権を握り、様々な新しいアイデアを導入しました。貴石の魅力を最大限まで引き出しつつ、着用しやすいジュエリーを推進させてきました。 現在、日本では三越のみが取り扱っており大変希少なため、知る人ぞ知るジュエリーブランドとなっております。一般客向けではなく、王室やセレブなどの上流貴族向けのジュエリーメゾンで、日本国内ではほぼ手に入りません。

電池交換と非常に進むようになってしまったので、お持ちいただきました。