時計宝石修理研究所

オーバーホールについて

ABOUT
OVERHAUL

オーバーホールについて

オーバーホールとは

WHAT IS
OVERHAUL?

オーバーホールとは

時計の内部には、部品同士が擦れ合う際に発生する摩擦を低減する為に、オイル(潤滑油)を注してあります。そのオイルは約3年程度で劣化し始めます。オイルが劣化し始めると、部品同士が擦れ合う摩擦が大きくなり、部品の摩耗や破損などの大きな故障に繋がります。ですので一見調子良く作動している状態でも、定期的にオイルを新しくする必要があります。そうする事により末永くご愛用頂ける状態を保つことが可能となります。

TIMING OF REPAIR

こんな症状が出ると
オーバーホールをご検討ください

不調の原因としては、内部の油の劣化が殆どです。その場合、劣化した油を洗浄し、新しい油に注し直す事によって正常に動くようになります。状態によっては、パーツの補修や交換が必要になる場合もあります。また、時計は大変デリケートなので、落としてしまったなどの衝撃でも不調になります。非常に細かいパーツで出来ているので、それらが少しでも噛み合わなくなったり、破損してしまったりすると、正常に動かなくなってしまいます。精密機械なので、湿気やホコリも大敵です。そのまま無理にご利用頂いていると、大掛かりな修理を必要とする故障に繋がる恐れがあります。携帯電話やパソコン、シェーバーやドライヤーなど電化製品の近く、バッグや財布のマグネット、磁気ブレスレットなどからも発生する“磁気”の影響を受けても不調の原因になります。

WORKING PROCESS

オーバーホールの作業工程

オーバーホールの作業工程を大きく分けると、「分解」「洗浄・注油」「組み立て」「調整」に分かれます。まずは「分解」をして、部品の「洗浄」をします。そして必要な箇所に必要な種類の油を必要な量だけ「注油」しながら、「組み立て」ます。最終的な精度等の「調整」をして、問題がなければケーシングを行います。その他動作等問題がないかを点検しオーバーホール完成となります。

WORKING
PROCESS

分解

腕時計内部の機械をバラバラに分解します。一つの時計の中に含まれる部品の数は、電池式で約50~80個、ゼンマイ式で約70~120個ほどもあります。そのひとつひとつが緻密で繊細なものばかりです。無くさず、壊さず、傷つけないように神経を集中させて順序良く機械をバラバラにしていきます。お持ち頂いた腕時計に不具合があった場合は、その原因を調査しながら分解をしていきます。

WORKING
PROCESS

洗浄・注油

超音波洗浄機や手洗いによって、古い油や汚れを洗い流します。洗浄用のカゴに部品をひとつひとつ収めていき、専用の洗浄液を使用し、洗浄機の超音波と回転により細部の汚れを落としていきます。それでも取りきれない強固な汚れは刷毛(はけ)等を用い手洗いを行います。

WORKING
PROCESS

組み立て

バラバラにした時計内部の機械を元の状態に組み立てていきます。分解の時とは違い油を注しながら組み上げる必要があり、油の量も適切でなければなりません。油量が少ないと部品の磨耗につながり寿命を縮めます。逆に多いと油漏れが発生し、精度などに影響が出てしまいます。また、時計の部品には髪の毛よりも細い軸の部品もありますので、非常に神経を使う作業工程となっております。

WORKING
PROCESS

調整

専用の測定器を用いて1日の進み遅れを測定し調整を行います。機械の状態で一旦確認をし、調子が悪ければ再度分解からやり直す場合もございます。その後、機械をケースに収め、腕時計の状態にしてから1日の進み遅れを確認・調整します。最終確認は、専用のワインディングマシーンと呼ばれる装置を使用し、人が腕に時計を付けて一日を過ごす状態を擬似的に再現させています。

通常2~3週間お見積りに時間を頂戴しておりますが、アンティークなどの古い年式のモデルに関しましては、部品調査等で余分に時間を頂戴する場合がございます。また、作業途中で部品に何かしらの問題が発覚した場合は再見積もりをさせて頂く場合がございます。予めご了承下さい。

オーバーホールという作業は、神経を集中させて行う緻密な作業です。お客様の大切な時計と想い出を再生させるために技術を持った職人がひとつひとつ丁寧に作業を行っております。

CUSTOMER’S VOICE

オーバーホールを修理したお客様の声

店舗修理利用

STORE REPAIR

オーバーホールを修理したお客様の声

枚方市在住
女性:58歳

手に入らない部品も、制作していただいて、動く状態にしてもらいました。
記念の時計だったので、とても嬉しいです。

昔から薄型で軽い電池式の腕時計を使用していましたが、電池交換をしても動かなくなりました。記念の時計だったので、どうしても直したかったのですが、ブティックや見かけた時計屋さんに持ち込んでも機械が古すぎるため修理ができないと断られました。諦め半分でずっとカバンの中に忍ばせていたのですが、たまたま通りがかりで見つけたこの時計宝石修理研究所に相談をしてみると「時間はかかるかもしれませんが、何とか元通りにさせて頂きます!」と言われたので、預けることにしました。その後、正規の部品はもう手に入らないそうなので、一から製作していただき、また使える状態にしていただき見事に動くように修理してもらいました。ありがとうございました。

宅配修理利用

DELIVERY REPAIR

オーバーホールを修理したお客様の声

埼玉県在住
男性:54歳

メーカーでも断られた古い時計でも修理してもらえました。
動いている姿を見た時は、感動でした。

古い時計で破損状態が酷く、全く動きませんでした。メーカーの修理センターに持って行っても断られてしまい、こちらで相談をしたところ、「何とかやってみましょう!」と言って頂け、お預けしました。社会人になりたての頃に買った想い出の時計だったので、手元に帰って来て、また元気に動いている姿を見た時は感動しました!どうやら時計の精度を司る重要な部品の、芯にあたる部分が完全に折れてしまっていたようですが、なんと新しく作って部品交換をされたそうです。また何かあった際には、ぜひお世話になろうと思います。

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