時計宝石修理研究所

REPAIR COLUMN

【ORIS】ビッグポインターデイト

2019.03.25

【ORIS 風防交換】

今回のブランド「ORIS」の誕生は1904年まで遡ります。スイス・ヘルシュタインに流れるオリス川のほとりに時計工場を創設したのが始まりでした。当時はまだ懐中時計が主流で、腕時計は女性の装飾品という風潮があったのですが、オリスは早い段階から紳士用腕時計の製造を始めるという、先見の明の持ち主でした。

ようやく時代が追いつき、腕時計が広く普及された1930年代。オリスは、文字盤の周りに31までの日付を表す数字が刻まれ、専用の針が周回して日付を指し示す、「ポインターカレンダー」機構を開発したことで世界の注目を浴び、ブランドを大きく飛翔させる好機を得ました。

1941年には、航空時計をモデルとして、パイロットがグローブを装着したままでも操作しやすいように配慮した、大きなリューズを装備したモデル「ビッグクラウン」を発表。現在でも「ビッグクラウン」コレクションは様々なヴァリエーションを加えながら、定番的な人気をキープしています。

さて、今回お承りましたこちらの2つの時計。風防に割れや傷が目立ちます。お客様の飼い猫に引っ搔き傷をつけられたのだとか。ORISが好きとのことで、何本もORISの時計を持っているそうです。

綺麗な風防に付け替えさせて頂きました。文字盤も見やすくなり、綺麗です。また新たな気持ちで、様々なモデルのORISを楽しんでいただけたらと思います。

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