時計宝石修理研究所

REPAIR COLUMN

◾️「カフス」

2021.10.21

今回は、カフスの修理を承りました。

「袖(カフ)を留める・繋ぐ(リンク)」という意味で、「カフリンクス」が正式名称です。

カフスを留めるためにはカフスに対応したシャツを用意する必要があります。

留め方にはルールがあり、袖口が二重に重なるのではなく、袖の穴を縦に重ねた状態で留めます。

カフスには種類があり、主流のI状になっているピンをT字にして留める「スウィブル式」と、最もクラシカルで装飾度合いが高い「スウィブル式」にチェーンがついている「チェーン式」、上級者向けのボタンを留めるのと同じ要領で留める「固定式」、アンティーク式の留め具を差し込んでパチっと留める「スナップ式」があります。

シーン別としては、色味が少なくシルバー地に2色程度に抑えた(ネクタイかスーツに色味を合わせるのがベスト)普段使い用と、宝石がついているタイプはパーティー用と使い分けるのが良いそうです。

シャツには、ボタンとカフスの切り替えが出来るコンバーチブルカフスと、穴が両端に一つずつついているテニスカフス、折り返して計4つの穴を通すダブルカフスがあります。

シーンに合わせてシャツやカフスをおしゃれに楽しめるようになりたいものです。

そんな、カフスの留め具の接着の修理が完了致しました。

 

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